東京 Tokyo

歴史ある皇居外苑から、都会の現代的なオフィスタワーまで、東京のすべての年代がこの絵には描かれています。丸の内エリアの歴史的建造物である東京駅(よく見ると新幹線や山手線の電車が到着しているのが見えます)に焦点を当てました。西側には、皇居外苑と趣のある庭園が見えます。遠くには、日本橋と銀座エリアが見えます。2018年に東京を訪れた時から、このエリアをいつか描きたいと思っていましたが、どのような描き方がベストであるか長い間悩んでいました。平面に描くと、高層ビル群が邪魔をして駅全体を描けないため、現在の球体で描くアイディアに至りました。

多くの人で賑わう駅前広場、密集した高層ビルで埋め尽くされた空、丸の内エリアは活気で溢れています。私はこのエリア一体が、一枚の絵から飛び出しているような感覚で描きたいと思いました。逆に、皇居エリアは落ち着いた”静”の空間であり、賑やかな駅とは対照的に描くべきだと感じました。東京を散策している時、そしてこの絵を描いている時、こんなにも東京には歴史的建造物が多く残存しているのかと驚きました。戦争と高度経済成長期の時代に、一部の有名な歴史的建造物を除いて、古い東京の建物はほとんど失われたものだと思っていました。しかしよく見ると、街にはまだ様々な建物が残っており、一部の地域には戦前に建てられた木造の建築物も残っています。この作品の作成にあたって、2018年に自身で撮影した写真に加え、最新の空中写真と、インターネットフォーラムに投稿された丸の内エリアの新開発の写真を参考にしました。幸いにも、丸の内はランドマークである都市エリアということで、十分な素材や資料がありました。これにより、私は台北からこの作品を完成させることができました。

以下は、私が撮影した丸の内エリアの写真と、制作過程の動画です。写真には、歴史的な建物の中から大型の近代的なタワーが突き出ているような風景が見受けられます。これらの建物は丸の内エリアではトレンドのようです。90年代初頭のトヨタのタクシーや、皇居周辺の様々な形の櫓が私のお気に入りです。

日々の制作過程動画

東京、淡水、通化街の絵を製作中に撮影した動画

作品の詳細

東京、2022年、細書きペンにて作成、紙、78 x 78 cm

原画:こちらから購入可能

キャンバスプリント(限定30枚)、または布製の壁掛け仕様にて購入可能。

国際航空郵便は通常2〜3週間かかります。速達郵便もリクエストに応じて利用可能です。